日本将棋連盟 支部ニュース89
【第2回南柏こども将棋大会】
令和5年8月19日(土)、柏市教育委員会の後援をいただき、当支部で第2回南柏こども将棋大会を開催しました。大会には、近隣小学校の児童の他、八千代市、船橋市、成田市、八王子、杉並区など遠方からエントリーされる方もいらっしゃいました。総勢28名の参加。半数以上が初心者、8割が4級以下といったこともあり、とても和やかな雰囲気の大会となりました。当日は快晴で気温も高くなることが想定されたため、朝からエアコン2台、扇風機2台、サーキュレーター2台をフル回転し、会場をキンキンに冷やしていましたが、子どもたちの熱気がすごく、あっという間に暑くなってしまいました。
大会は、最初からトーナメントととし、負けた子は負けた子同士で練習対局を行いました。また初心者の大会なのでチェスクロックは使用せず、先手後手もじゃんけんで決め、1対局15分程度で進めました。大会中は、千日手が成立したり、途中で泣き出す子がいたりしたが、みんな最後まで真剣に戦っていました。結果、優勝は、木村 星七くん(4年生)、準優勝は、石川 蒼一くん(3年生)、3位は、山本 大地くん(2年生)となりました。決勝戦も3位決定戦もとても見ごたえのある対局でした。
支部長の私(アマ三段)も、途中で負けた子(2級)と練習対局を行ったのですが、平手で普通に負けてしまいました。子供たちの鋭い差し回しにも驚かされました。
学校、年齢、棋力も様々な子どもたちでしたが、対局を通じて仲良くなり、大会終了後も練習対局や大盤を使って遊ぶ子らの様子も見られ、当支部のモットーである「一緒に楽しく将棋を」を体現する大会となり大変うれしくなりました。今後も地域に根付いた普及活動に努めてまいります。
(千葉県)南柏リビング支部 支部長 川村 拓也