第1回南柏女子将棋大会の結果 | 柏市の賃貸・売買なら株式会社南柏リビング

令和6年7月13日(土)、柏市教育委員会の後援をいただき、当支部で第1回南柏女子将棋大会を開催しました。大会には、市内はもちろん、県外からエントリーされる方もいらっしゃいました。7歳から47歳まで年齢も幅広い女性の方、総勢11名の参加。半数以上が初心者、８割が4級以下といったこともあり、とても和やかな雰囲気の大会となりました。当日は快晴で気温も高くなることが想定されたため、朝からエアコン2台、扇風機2台、サーキュレーター2台をフル回転し、会場をキンキンに冷やしていましたが、出場者の熱気により、あっという間に暑くなってしまいました。

　大会は、予選リーグ戦、決勝トーナメント制とし、予選敗退者同士で練習対局を行いました。また初心者の大会なのでチェスクロックは使用せず、1対局15分程度で進めました。決勝リーグは、チェスクロックを使用し、10分切れ負けとしました。

  準決勝第一試合はAブロック1位とBブロック2位による、相振り飛車で双方石田流に組む重厚な将棋でした。先に仕掛けたAブロック1位の尾畑さんの攻撃を正しく受けたBブロック2位の小田原さんが大駒の角1枚分得をし、その後は丁寧な攻めでリードを広げようとしていました。しかし尾畑さんが思い切りのいい攻めで要所にと金を作ることに成功。その後はそのと金を中心に細い攻めを上手につなげ、見事逆転。勝利を収めました。

  準決勝第二試合は相居飛車の力戦。Bブロック1位高橋さんが序盤から飛車角を活用した大胆な攻めで敵陣を突破。Aブロック2位の北澤さんは相手の薄い玉型を狙って勝負手を連発しますが、正確な受けで逆転を許さず押し切りました。

  決勝戦はAB両ブロックの1位同士が激突。両者予選から準決勝まで自分から仕掛けを行い、主導権を握って押し切ることの多い棋風同士の対決でした。お互いに攻めあう力戦長の将棋になるかと思いきや一転尾畑さんの攻めを高橋さんがしっかりと受け止める展開。足し算の受けで攻めを受けきり、相手からもらった駒で逆襲。尾畑さんもできる限りの正確な受けで頑張りますが、攻めの時に渡してしまった駒が多く、受けきれず投了。

   結果、優勝は、高橋愛央衣さん(7歳)、準優勝は、尾畑知和さん(13歳)、3位は、北澤初音さん (10歳)、4位小田原蘭舞さん(16歳)となりました。決勝戦も3位決定戦もとても見ごたえのある対局でした。

   年齢、棋力も様々なみなさんでしたが、対局を通じて仲良くなり、大会終了後も練習対局や交流を図る様子も見られ、当支部のモットーである「一緒に楽しく将棋を」を体現する大会となり大変うれしくなりました。今後も地域に根付いた普及活動に努めてまいります。

（千葉県）南柏リビング支部　副支部長　川村 香純